シェールによる歌唱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 08:31 UTC 版)
「バン・バン (シェールの曲)」の記事における「シェールによる歌唱」の解説
シェール盤は、世界中の数多くの国々のチャートでヒットし、彼女にとって初の百万枚以上を売り上げたシングルとなった。アメリカ合衆国においては、1960年代における、彼女の最大のソロ・ヒット曲となり、Billboard Hot 100 シングル・チャートで最高2位まで上昇した。また、イギリスでは3位となり、初のトップ3入りした曲になった。彼女の曲がイギリスのトップ3に入ることは、1991年に首位に達した「The Shoop-Shoop Song」まで、久しくなかった。シングルのB面には、ジャッキー・デシャノンのカバー「ピンと針(Needles and Pins)」とルビー&ザ・ロマンティックスのカバー「燃える恋(Our Day Will Come)」が収録された。 オールミュージック (AllMusic) のジョー・ヴィリオーネ (Joe Viglione) はこの曲について、「古い世界に関わるものを象徴するストリングスのミックスが、ポップの新しい世界と衝突するさまが、端正に編集されて3分以内に収められたヒット曲... 」と肯定的に評価している。現代の批評家ティム・センドラ (Tim Sendra) は、アルバム『The Sonny Side of Chér』のレビューの中で、「アルバムの中で唯一本物の情熱を感じさせるトラックは、ボノが書いたノベルティ・ソング「バン・バン」だが、これは、シェールが眠っているうちにでもやっつけられそうな、一種のドラマ仕立ての歌詞による曲だが、本当の心はこもっていない。 1987年、シェールはプラチナディスクに認定されたカムバック・アルバム『Cher』に、この曲のロック・バージョンを収録した。この新たに録音されたロック・バージョンは、デズモンド・チャイルド、ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラによってプロデュースされ、バッキング・ボーカルにはジョン・ボン・ジョヴィやマイケル・ボルトンらが参加した。1988年には、プロモーション用のシングル盤が制作された。シェールは、ツアー(Heart of Stone Tour、Living Proof: The Farewell Tour)でこの曲を取り上げ、2014年の Dressed to Kill Tour では、この曲のインストゥルメンタル・バージョンを使用した。
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