サービス業務における役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/28 01:17 UTC 版)
「認定ファシリティマネジャー」の記事における「サービス業務における役割」の解説
サービスの業務を遂行するにあたっては、「サービスは利用者の為にある」という事を常に念頭に置かなければならない。ファシリティマネジャーの役割は「より高い品質のサービスを、より低いコストで利用者に提供する」ことである。 サービスの品質とコストが正しく釣り合うことが求められており、ファシリティマネジャーはそれを実施すると同時に、利用者に説明する責任がある。何故ならば潜在化または顕在化を問わず、コストは利用者に配賦され、請求される(課金:コストチャージアウト)ことになるからである。したがって、利用者がそのサービスを不要と判断した場合には、これを断ることも起こりうる。このように、サービスは基本的に利用者への社内課金を前提として計画される。 ファシリティマネジャーと利用者は、サービスの品質と価格に関する合意事項について事前に取り決める(SLA)。サービスの実施にあたっては、提供されるサービス品質の目標値である主な指標(KPI)を事前に定めておき、定期的(毎月1回など)に行う。ファシリティマネジャーの責務は、KPIやCSSの結果を元にSLAが満たされているかどうかを検証し、問題点を見つけ出しては改善を実施するサイクルを確立することである。 ここまでは利用者とファシリティマネジャーの関係を論じてきたが、利用者の意見は、ファシリティマネジャーの意見としてサービス提供者に伝えられる。言い換えれば、ファシリティマネジャーの役割とは、利用者とサービス提供者との間に立ち、サービス提供者が利用者にコストに見合った質の高いサービスを提供し、利用者が満足してコストを負担するような関係を確立・維持することである。
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