サンダンスの柱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/09 14:11 UTC 版)
サンダンスは円形の広場の中央に、天辺が二股になったハコヤナギの若木の柱(「チャン・ワカン(神秘なる木)」を建てるところから始まる。儀式全体を取り仕切る「クワ・キヤーピ(世話役)」によって選ばれた、4人の若者「イタン・チャン」が斥候となり、「チャン・ワカン」を探し出し、部族に報告する。翌日、男も女も羽飾りやビーズ衣装で盛装し、馬に乗って「チャン・ワカン」を捕えに向かう(この木は戦における捕虜として扱われる)。木を切るのは4人の処女(偽りは許されない)が行い、絶対に地面に触れないよう広場まで運ばれる。 柱を立てる穴にはバッファローの脂が供物として入れられ、「柱を立てる歌」を全員で歌う。柱にはバッファローの皮で作った、バッファローと人間の小さな人形(男根を強調する)を豊穣の象徴として吊るし、煙草の入った袋の束を結びつける。柱の二股は、「ワキンヤン(サンダーバード)」の巣の象徴である。
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