モーツァルト:サリエーリの歌劇「ヴェネツィアの定期市」のアリア「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モーツァルト:サリエーリの歌劇「ヴェネツィアの定期市」のアリア「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲 | 6 Variationen über 'Mio caro Adone' aus der Oper 'La fiera di Venezia' von Salieri K.180 K6.173c | 作曲年: 1773年 出版年: 1778年 初版出版地/出版社: Heina |
作品解説
この変奏曲のテーマは、モーツァルトと同時代の作曲家、サリエリ(1750-1825)のオペラからとられており、原曲のオペラの翌年、1773年にヴィーンで作曲された。
テーマは、各々8小節の前半と後半から成り立っている。そして、すべての変奏が、テーマと同じト長調で書かれており、リズム変奏の手法がとられている。具体的には、アンダンテの「メヌエット」と記されたテーマの音価を細分化していく手法がとられているが、最後から2つめの第5変奏でアダージョとなる。そして、この第5変奏で32音符にまで細分化された後、アッレグレットで闊達に締め括られる。
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