サヨナラボーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:10 UTC 版)
ボークによる得点によってサヨナラゲームになることを「サヨナラボーク」と表現される。プロ野球でサヨナラボークが発生した事例は未だない。 1998年8月16日の第80回全国高等学校野球選手権大会2回戦の豊田大谷対宇部商戦で、2-2の同点で迎えた延長15回裏無死満塁からの4球目、宇部商の藤田修平投手が投球動作を止めたことがボークと判定され三塁走者が生還、豊田大谷がサヨナラ勝ち。高校野球全国大会で初のサヨナラボークとなった。 2017年の全国高等学校野球選手権徳島大会では1回戦の城東高対阿波高戦の9回裏一死三塁の場面で、阿波の捕手が最初からキャッチャーボックスから出た状態で故意四球の投球を受けたためにボークを宣告され、三塁走者が進塁し城東のサヨナラ勝ちとなった。公認野球規則に定められた「故意四球において、キャッチャーズボックスに両足が入っていない捕手に投球した。」が適用された。捕手のミスにも見えるためこのプレーを「捕手ボーク」と呼ぶ者もいたが、前述の公認野球規則通り誤りである。 大学野球では2017年の第66回全日本大学野球選手権大会2回戦、九州産業大学対四国学院大学戦で、1-1の同点で迎えた9回裏一死満塁の場面で四国学院大学の投手が初球に捕手のサインを見て投球動作に入ろうとしながら、動きを止めて再度サインを見る動作がボークと判定され走者が進塁し、九州産業大学のサヨナラ勝ちとなった。
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