サマド・テイラーとは? わかりやすく解説

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サマド・テイラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/22 14:20 UTC 版)

サマド・テイラー
Samad Taylor
シアトル・マリナーズ (マイナー)
A級ランシング・ラグナッツ時代
(2018年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州リバーサイド郡コロナ
生年月日 (1998-07-11) 1998年7月11日(26歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
160 lb =約72.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手外野手
プロ入り 2016年 MLBドラフト10巡目
初出場 2023年6月18日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

サマド・ジャハド・テイラーSamad Jahad Taylor, 1998年7月11日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州リバーサイド郡コロナ出身のプロ野球選手二塁手外野手)。右投右打。MLBシアトル・マリナーズ傘下所属。

経歴

プロ入りとインディアンス傘下時代

2016年MLBドラフトクリーブランド・インディアンスから10巡目(全体302位)指名され、プロ入り[1]。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスでプロデビュー。32試合に出場して打率.293、1本塁打、14打点、6盗塁を記録した。

2017年は開幕からA-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプレーした。

ブルージェイズ傘下時代

2017年7月31日にジョー・スミスとのトレードで、トーマス・パノーンと共にトロント・ブルージェイズへ移籍した[2]。移籍後はアパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズ英語版とA-級バンクーバー・カナディアンズでプレーし、移籍前を含めた3チーム合計で52試合に出場して打率.294、6本塁打、30打点、7盗塁を記録した。

2018年はA級ランシング・ラグナッツでプレーし、121試合に出場して打率.228、9本塁打、53打点、44盗塁を記録した。

2019年はA+級ダニーデン・ブルージェイズでプレーし、108試合に出場して打率.216、7本塁打、38打点、26盗塁を記録した。

2020年COVID-19の影響でマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦の出場は無かった。オフはオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)に参加し、キャンベラ・キャバルリーで25試合に出場した[3]

2021年はAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでプレーし、87試合に出場して打率.294、16本塁打、52打点、30盗塁を記録した。

2022年はAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、後述の移籍まで70試合に出場して打率.258、9本塁打、45打点、23盗塁を記録した[4]

ロイヤルズ時代

2022年8月2日にウィット・メリフィールドとのトレードで、マックス・カスティーヨと共にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[5]。移籍後は怪我のためマイナーでの出場は無かった。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス英語版に所属した。11月10日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[6]

2023年はロイヤルズのスプリングトレーニングに参加したが、開幕は傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズで迎えることになった[7]。6月16日にメジャー初昇格を果たし[8]、翌17日のロサンゼルス・エンゼルス戦にて「8番・左翼手」で先発出場してメジャーデビュー。9回裏に一打サヨナラの場面で中堅にメジャー初安打初打点となる、同時にチームの10連敗をストップさせるサヨナラ安打を放った[9]。この年メジャーでは31試合に出場して打率.200、4打点、8盗塁を記録した。

マリナーズ時代

2024年1月30日に金銭または後日発表選手[注 1]とのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[11]。この年は主に傘下のAAA級タコマ・レイニアーズでプレーした。メジャーでは3試合の出場にとどまった。

2025年1月15日にDFAとなり[12]、21日にマイナー契約となってAAA級タコマへ配属された[13]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2023 KC 31 69 60 11 12 2 1 0 16 4 8 0 1 1 7 0 0 22 1 .200 .279 .267 .546
2024 SEA 3 5 5 2 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .400 .400 .400 .800
MLB:2年 34 74 65 13 14 2 1 0 18 4 8 0 1 1 7 0 0 23 1 .215 .288 .277 .565
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

内野守備


二塁(2B) 三塁(3B)
























2023 KC 12 15 13 1 4 .966 2 0 0 0 0 ----
MLB 12 15 13 1 4 .966 2 0 0 0 0 ----
外野守備


左翼(LF) 中堅(CF)
























2023 KC 15 28 0 0 0 1.000 1 0 0 0 0 ----
MLB 15 28 0 0 0 1.000 1 0 0 0 0 ----
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

  • 0(2023年)
  • 12(2024年)

脚注

注釈

  1. ^ 2024年3月15日にナタナエル・ガラビトスと発表されている[10]

出典

  1. ^ 10th Round of the 2016 MLB June Amateur Draft”. Baseball-Reference.com. 2023年4月16日閲覧。
  2. ^ Jordan Bastian (2017年8月1日). “Reliever Smith 'back home' in trade to Tribe”. MLB.com. 2023年4月16日閲覧。
  3. ^ SAMAD TAYLOR | 2B”. CANBERRA CAVALRY. 2023年4月16日閲覧。
  4. ^ MLB公式プロフィール参照。2023年4月16日閲覧。
  5. ^ Anne Rogers (2022年8月3日). “Royals send Merrifield to Blue Jays at Deadline”. MLB.com. 2023年4月16日閲覧。
  6. ^ Darragh McDonald (2022年11月10日). “Royals Select Richard Lovelady, Samad Taylor; Designate Sebastian Rivero” (英語). MLB Trade Rumors. 2023年7月2日閲覧。
  7. ^ Anthony Franco (2023年3月14日). “The Royals’ Potential Infield Competitions” (英語). MLB Trade Rumors. 2023年4月16日閲覧。
  8. ^ Anthony Franco (2023年6月16日). “Royals Recall Samad Taylor For MLB Debut” (英語). MLB Trade Rumors. 2023年7月2日閲覧。
  9. ^ 日刊スポーツ. “ロイヤルズ10連敗で止めた 9回サヨナラ打のテイラー「神様がくれた舞台で仕事ができた」 - MLB写真ニュース : 日刊スポーツ”. Nikkansports.com. 2023年6月18日閲覧。
  10. ^ Anthony Franco (2024年3月15日). “Royals Acquire Natanael Garabitos From Mariners” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月22日閲覧。
  11. ^ Daniel Kramer (2023年1月30日). “Mariners add INF/OF Taylor in trade with Royals”. MLB.com. 2024年3月14日閲覧。
  12. ^ Darragh McDonald (2024年1月15日). “Mariners Acquire Blake Hunt, Designate Samad Taylor For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月22日閲覧。
  13. ^ Steve Adams (2024年1月21日). “Mariners Outright Samad Taylor” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月22日閲覧。

関連項目

外部リンク




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