サイドエアバッグ
側面衝突事故に対して、乗員を車内との2次衝突から保護するためのエアバッグ。ドアパネルの内側もしくはシートバック内に設置され、側面へ衝突を受けた際に展開するシステムであるが、側面衝突ではクラッシュスペースがドアの厚み程度といったことから、衝突からエアバッグの展開完了までにきわめて厳しい時間的な制約がある。また、センサーにはドアの開閉に伴う衝撃も考慮した機能を付加しなくてはならない。さらに、乗員がエアバックの吹出し口に接近するような環境におかれることから、エアバックの展開による2次障害を起こす可能性もある。側面衝突事故では、頭頚部と上下肢の受傷比率が高いため、サイドエアバッグによる乗員保護の効果が期待されるが、上記した問題も含め、事故調査による総合的な判断により進化していく乗員保護装置といえる。
サイドエアバッグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 03:43 UTC 版)
側面衝突時に運転席と助手席のシート外側部分から膨らみ、運転席と助手席の搭乗者の胸部、腹部を保護するエアバッグで、最近は後席にも装備するモデルが登場している(日本初搭載車はニッサンFY33型シーマ、1996年発表)。
※この「サイドエアバッグ」の解説は、「エアバッグ」の解説の一部です。
「サイドエアバッグ」を含む「エアバッグ」の記事については、「エアバッグ」の概要を参照ください。
- サイド・エアバッグのページへのリンク