サイドエラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 21:12 UTC 版)
これは、水平鏡が装置の平面に対して垂直ではない場合に発生する。これを確認するには、まず指標棹を0にしてから、六分儀を通して星を観測する。次に、反射された像が直視の像の上下を交互に通るように接線ネジを前後に回転させる。ある位置から別の位置に変化する際に、反射像が直視像の上を直接移動していれば、サイドエラーは起きていない。片方の側に渡ってしまった場合はサイドエラーが発生している。星が見えない昼間の場合は、六分儀を横に持ち地平線を観察することでサイドエラーのチェックができる。2本の水平線が見えた場合は、サイドエラーが起きている。水平鏡を調整し、星が1つの画像に結合されるか、2本の水平線が1本に重なるようにする。サイドエラーは一般に観測にとっては重要ではなく、単に観測に不便なだけで無視しても良い。
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