コーンクラッチとは? わかりやすく解説

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コーン‐クラッチ【cone clutch】

読み方:こーんくらっち

円錐摩擦(えんすいまさつ)クラッチ


コーンクラッチ

英語 cone clutch

円錐形摩擦面をもったクラッチMTシンクロナイザーリング使われている。テーパー状の摩擦面をもっているため、押付け力は効果により、コーン面を垂直に押す力で約10倍になり、軽い力で大きなトルク発生するこのため円板クラッチよりもトルク容量大きいが、コーン角度微少変化容量変化大きく精度要して扱いにくい。最近はチェンジ操作軽減のため、複数摩擦面をもつものが採用されるようになり、摩擦面2つもつものをダブルコーンクラッチ、3つもつものをトリプルコーンクラッチという。テーパー角度7度程度で、材質黄銅合金主体近年カーボン使用されはじめている。

コーンクラッチ

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

円錐クラッチ

(コーンクラッチ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/15 19:53 UTC 版)

円錐クラッチ(えんすいクラッチ)またはコーンクラッチ英語: cone clutch)は、円板クラッチ(ディスククラッチ、プレートクラッチ)と同じ目的を果たす。しかしながら、2つの回転する円板を押し付ける代わりに、円錐クラッチは2つの円錐台の表面を使って、摩擦によってトルクを伝達する[1]


  1. ^ Rao, T Krishna (2010). Design Of Machine Elements, Volume 2. I. K. International Pvt Ltd. p. 453. ISBN 9789380026633. https://books.google.com/books?id=HsN_j4i90zoC&pg=PA453 
  2. ^ Dick, Robert (2013). Auto Racing Comes of Age: A Transatlantic View of the Cars, Drivers and Speedways, 1900-1925. McFarland. pp. 22, 69, 80, 111, 164, 201. ISBN 9780786488117. https://books.google.com/books?id=S1xFg2-s2w0C&dq=cone+clutch&pg=PA22 
  3. ^ “Diesel Power '88”. Motor Boating & Sailing 160 (1): 74. (July 1987). https://books.google.com/books?id=-fitxomdn8UC&dq=cone+clutch&pg=RA2-PA74. 
  4. ^ MESLU clutch system”. VULKAN. 2022年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月16日閲覧。
  5. ^ Erjavec, Jack (2003). TechOne: Manual transmissions. Cengage Learning. p. 215. ISBN 9781401834005. https://books.google.com/books?id=ca8HQKz6l0MC&pg=PA215 


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