コードの流用疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 17:48 UTC 版)
2006年1月17日、ReactOSの開発者向けメーリングリストに一人の開発者から「ReactOSにはWindowsを逆アセンブルしたコードが含まれている」との投稿があった。そのためプロジェクトでは議論を行った結果、公のSVNの公開、フォーラム、メーリングリストアーカイブを一時停止することを決定した。(なお、48時間後に一時停止が取り消された) それに加え、コード全体の検査を行い、クリーンルーム設計のリバースエンジニアリングがされていない可能性のあるコードは発見されなかった。また、全開発者に「クリーンルーム設計のリバースエンジニアリングのみを行う。」よう契約書にサインをさせた。 2006年2月24日、まだ完全に監査は完了していなかったものの、活動再開の発表がなされた。コードの調査を完了させ、ソースコードの影響する部分を書き直すには何年もかかるため、この件によってプロジェクトの進行が遅れるものと考えられていたが、2008年8月末までにコードの監査は完了した。なお、開発と監査は同時に進行していた。このコード監査は、新たにリポジトリを作成し、監査が終了したら、コードを元の場所から新リポジトリへと移動する、という手順で行われた。
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