コースの計測と世界記録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 02:08 UTC 版)
「国際マラソン・ロードレース協会」の記事における「コースの計測と世界記録」の解説
AIMSは、その携わるロードレースの距離の計測が確実に正確になされるように、ワールドアスレティックスと連携して活動を行っている。AIMS認定の大会はすべてAIMS/ワールドアスレティックスが認定したコース計測員による計測が義務付けられている。 また、ワールドアスレティックスにより世界記録と認定されるためには、そのコースや大会が一定の要件を満たす必要がある。その要件の中には、下記のようなものがある: スタート地点からゴール地点までの標高の減少は競技距離の1000分の1以下(フルマラソンでは 42m 以下) (全体が下り坂基調のコースで世界記録を認定するのは不公平との考えから) スタート地点とゴール地点との距離が、直線で競技距離の2分の1以下 (一方方向に偏ったコースでは追い風を受け続ける可能性があり、このようなコースで世界記録を認定するのは不公平との考えから) ただし、上記2点を満たさないコース(例:ボストンマラソン)であっても、計測が正しく他の要件を満たしていれば、オリンピックや世界選手権に出場するための資格タイムとしては有効である。 ワールドアスレティックスのラベル(プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ)を獲得する大会はすべて、ワールドアスレティックス/AIMSのコース計測ルールにのっとって計測されているが、逆に、このルールにのっとって計測され、AIMSの公認は得ていても、ワールドアスレティックスのラベル申請の手続きはしていない大会もある。
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