コンピュータシステムでの採用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 17:07 UTC 版)
「Z8000」の記事における「コンピュータシステムでの採用例」の解説
1980年代初め、Z8000はデスクトップ型UNIXマシンでよく使われた。これはグラフィックディスプレイを備えたワークステーションというよりも、多数のシリアルポートを備えたサーバとしてネットワークが普及する以前のリソース(ディスク、プリンタ)共有マルチユーザーシステムとして使われた。 Z8000ベースのコンピュータシステムとしては、ザイログ自体が発売した System 8000 シリーズのほかに、以下のようなものがある。 1980年1月に公開された Onyx Systems(英語版) の C8000 は、初期のUNIXマルチユーザーシステムで、シリアルポートを8個備えていた(価格は25,000ドル)。 オリベッティ M20, M30, M40, M50, M60 中央電子株式会社は1981年にUNIX v7を搭載したCEC8000を発売した。Z8010 MMUのバグを回避するためMMUを2つ搭載していた。 コモドールはUnix系OSを搭載した Commodore 900(英語版) を開発していたが、Amigaを買収したことでプロジェクトは中止された。 Z8000は、AMDとシャープがセカンドソースとして製造し、シャープはZ8000を搭載したシステムも発売していた。 ヤマハ YIS (PU-1-20)のグラフィックコントローラー ザイログの System 8000 ではZEUS(Zilog Enhanced Unix System)というUnix系OSが動作する。ZEUSはVersion 7 Unixからの派生で、'the Berkeley Enhancements'と呼ばれる拡張を含んでいる。ZEUSには RMCobol(Ryan McFarland Cobol)というCOBOLが含まれており、多くのビジネスアプリケーションがすばやく移植されたが、長期的な成功をもたらすことはなかった。 Z8000向けのXENIXも発売されている。
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