コンパクトシティ政策の見直し・修正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 14:08 UTC 版)
「コンパクトシティ」の記事における「コンパクトシティ政策の見直し・修正」の解説
ブームとなったコンパクトシティ政策であるが、失敗事例も相次いだ。商業施設には入居する店舗が少ない、撤退する店舗が相次ぐなど、思惑通りにいかないこともある。再開発ビルの失敗例としては、青森市の「アウガ」、佐賀市の「エスプラッツ」、秋田市の「エリアなかいち」などが挙げられる。 青森市の場合、郊外の住民に住んでいる不動産を売却してもらい、その売却益で中心部の住居(主にアパートやマンション)を買ってもらう計画だったものの、郊外の地域では買い手が付かない上に、売却益が安すぎて中心部の住居が買えず、住民は一方的に自治体からその計画を言い渡されて何の補償も得られていない。このため、一極集中型ではなく多極型の都市政策に転換を図った。 秋田市の場合、再開発により一定の成果が出たが、「コンパクトシティの名の下に縮小・衰退させた」との批判も出る中、郊外施設も容認する方向に転じた。
※この「コンパクトシティ政策の見直し・修正」の解説は、「コンパクトシティ」の解説の一部です。
「コンパクトシティ政策の見直し・修正」を含む「コンパクトシティ」の記事については、「コンパクトシティ」の概要を参照ください。
- コンパクトシティ政策の見直し・修正のページへのリンク