コンスタンティノープルとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 08:16 UTC 版)
「コンスタンティウス2世」の記事における「コンスタンティノープルとの関係」の解説
コンスタンティウス2世の時代はコンスタンティノープルが大きく発展した時代でもある。コンスタンティウス2世は東方正帝としての期間の多くをアンティオキアで過ごし、唯一の正帝となってからはイタリア本土のメディオラヌムを拠点としたが、コンスタンティノープルにおいても聖ソフィア大聖堂や聖使徒教会の建設といった事業を行った。コンスタンティノープルを359年に属州都市から地方自治都市へと昇格させたのもコンスタンティウス2世であったし、コンスタンティノープルに元老院を設けたのもコンスタンティウス2世であったと考えられている。コンスタンティヌス1世がコンスタンティノープルの建設に着工した324年はコンスタンティウス2世が副帝に任じられた年でもあり、コンスタンティノープルが建設されていた期間はコンスタンティウス2世が副帝として過ごした期間と重なっていた。歴史学者の南雲泰輔は、コンスタンティウス2世にとってコンスタンティノープルは特別な感慨のある都市であった可能性があるとしている。
※この「コンスタンティノープルとの関係」の解説は、「コンスタンティウス2世」の解説の一部です。
「コンスタンティノープルとの関係」を含む「コンスタンティウス2世」の記事については、「コンスタンティウス2世」の概要を参照ください。
- コンスタンティノープルとの関係のページへのリンク