コルトレイクにおける戦闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 05:53 UTC 版)
「金拍車の戦い」の記事における「コルトレイクにおける戦闘」の解説
フランドル軍は7月9、10日にコルトレイクの攻撃に失敗した後、その近辺でフランス軍を迎え撃った。 フランドル軍は市民兵が中心であり、歩兵9000人、騎士400人だったのに対し、フランス軍は騎士2500人、弩弓兵1000人、パイク兵1000人、その他の歩兵3500人の計8000人であった。当時は騎士は10倍の歩兵に匹敵すると信じられていた。 周辺は溝やぬかるみの有る地形で騎兵に不利であったが、圧倒的優位を確信していたアルトワ伯は攻撃を命じた。最初、フランス軍の歩兵が攻撃をかけ有利に進めていたが、騎士に戦功をあげさせたいアルトワ伯は、歩兵を呼び戻し騎士軍の突撃を行った。しかし、密集方陣を敷いたフランドルの市民軍は統制が取れており、装備も良かったため容易に崩せず、逆に取り囲まれて次々と殺されていった。当時の戦闘では騎士は殺さずに捕虜にして身代金を取るのが普通だったが、市民軍にはその慣習は無く多くの騎士が殺された。
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