コモンズ・ルーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 06:15 UTC 版)
1階の主となる部分は床面積2,000m²、天井までの高さ16m、4階層分の吹き抜けとなっているゴシック様式の回廊、コモンズ・ルームである。回廊のアーチはには鉄骨は使われておらず、それぞれのアーチが重さ約5tの柱で支えられている。壁にはインディアナ・ライムストーンが、また床にはバーモント州産のスレートが使われている。 この回廊はアンドリュー・メロンが寄贈したものである。クローダーは最初、建設費用の高騰を理由にこの建築構造を取り入れることには反対したが、ボーマンは「インチキをしては立派な大学は造れない」と言って、建築の完璧さを追求した。ペンシルベニア州の植生を現した石材の加工はジョセフ・ギャットーニの手によるものであった。エレベーターへと通ずる門など、この回廊内の錬鉄加工品はジョージ・ハバード・クラップが寄贈し、鍛冶屋サミュエル・イェリンが制作したものであった。門には、イギリスの詩人ロバート・ブリッジズによる無題の詩から以下の句が刻まれている。 Here is eternal spring; for you the very stars of heaven are new. (訳)永遠の泉はここにある。君にとってまさにその天国の星は新しい。 冬季の学期末の間、夜遅くまで勉強する学生に快適で過ごしやすい環境を提供するため、コモンズ・ルームの随所にある暖炉には火が点される。
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