ココナッツと訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 01:40 UTC 版)
「ココナッツによる死」の記事における「ココナッツと訴訟」の解説
ココナッツの落下による死や怪我がもとになった訴訟問題もメディアで報道されている。 1956年、マイアミ市は市が所有する木から落ちたココナッツが足に当たった女性に300ドルを支払っている。この事件を弁明しようとしたマイアミ市側の弁護士の説明によれば、その危険性は警告されてきたという。なぜなら「ココナッツが褐色がかってくれば、それがいまにも落ちてくるであろうことは、道理をわきまえた人間であれば当然考えることだから」である。 1977年7月、落下したココナッツがあたったハワイの警察官に3万9千ドルが支払われている。警官がラハイナの歩道に落ちた葉を掃除しているときに頭に実が落ちてきたもので、地所のオーナーは木の管理を怠ったとして起訴されたのだった。 2004年12月、イギリスのホテルを訪れたブラウンという男性は、朝食を食べているとき、そばにココナッツが落ちてきて頭に当たり亡くなった。その妻は後にドミニカ共和国資本のホテルと夫婦の旅行を計画した代理店を訴えている。後者に対しては過失があったと認められ、裁判所に55万ドル相当の賠償金の支払いが命じられた。しかしこの旅行代理店は倒産したため、実際に支払われることはなかった。
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