ケセン式ローマ字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 23:39 UTC 版)
ケセン式ローマ字は訓令式ローマ字をもとに26の字母と3つのアクセント記号、マクロン「¯」およびアポストロフィー「'」を用いて表記する。 大文字小文字国際音声記号備考A a [ɑ] B b [b] D d [d] a、e、oの前で [d͡z] ıの前で E e [e] [ɨ] 後述の音便によってアポストロフィーの後に続く場合 G g [g] G̃ g̃ [ŋ] H h [h] a、e、oの前で [ç] i、yの前で [ɸ] uの前で İ i [ɨ] I ı d、s、t、zに続く時にのみ用いる Ï ï 後述の二重母音にのみ用いる K k [k] M m [m] N n [n] 母音字あるいはyの前で [ɴ] y以外の子音字あるいはアポストロフィーの前で O o [o] P p [p] R r [r] R̈ r̈ [s] S s [s] [t͡s] 後述の音便によってアポストロフィーの後に続く場合 T t [t] a、e、oの前で [t͡s] ıの前で U u [ʉ] V v [ɸ] W w [w] wa、waiの綴りで (無音) 上記以外の綴り、あるいは時にawaの綴りで Ẅ ẅ [ɸ] Y y [j] Ÿ ÿ [s] Z z [z] a、e、oの前で [d͡z] ıの前で ^ Gの上にチルダ ^ Rの上にトレマ 母音は長短の区別があり、長母音はマクロン「¯」を付加して表記する。 なお、各文字の発音については、以下のような発音の例外が存在する。 後述する連声音便による例外を除き、後ろに母音字を伴わない子音は発音しない。 二重母音の発音は綴り字とは異なるものとなる場合がある。ai [ɛə]トレマ「¨」を用いてaïと綴った場合は[ɑɨ] au [ɑˑ] ia [jɑˑ] oa [oɑ, oə]または[ɑˑ] ua [wɑˑ]
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