グロースファクター
軽量化活動において、エンジン部品を1kg軽くすると、エンジンを支えるマウント、それを取り付ける車体部品、車体部品を支えるシャシーメンバー、スプリング、タイヤと連鎖的に軽くできる可能性が生まれ、トータルでは1.5~3kgぐらい軽くできる可能性が生まれる。これをグロースファクター(成長因子)という。軽量化の効果の出る順はおおむね、エンジン、ミッションの可動・非可動部品、シャシーのばね下・ばね上部品、車両の前後最先端部品、ドア、リッド類、そしてホイールベース間の非可動部品などといえる。費用対効果を考えると、効果的な順に軽量化の投資をするのがよい。一方、軽量化技術実現の難易度も考慮することが大切である。
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