グループ通信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 05:46 UTC 版)
「Amoeba (オペレーティングシステム)」の記事における「グループ通信」の解説
Amoebaのグループは、なんらかの作業を行ったり、サービスを提供するために、協力している1個以上のプロセスから、構成される。グループ通信は、グループが信頼性のある方法でグループとしての処理を実行するための、通信形態である。グループ通信の基本的な機能としては、次のようなものがある。 新しいグループを生成し、引数を設定する。 プロセスが既存のグループに参加する。 プロセスが既存のグループから脱退する。 グループの全メンバー向けに信頼性のある方法でメッセージを送信する。 グループ通信の実装の基本をなす重要な考え方は、「信頼性のある同報通信 (reliable broadcasting) 」である。 グループ通信のプロトコルは、k 個のプロセサ群の損失 (クラッシュ) に耐えるように設計されている。グループの作成時には、この k という弾性係数を指定する。k の大きさにしたがって、Amoebaはプロセサの冗長度を増減させる。冗長度が増えると、耐故障性は高くなるが、実行は遅くなる。
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