CoAPグループ通信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 08:11 UTC 版)
「Constrained Application Protocol」の記事における「CoAPグループ通信」の解説
多くのCoAPアプリケーションドメインでは、各リソースを個別に指定するのではなく、複数のCoAPリソースをグループとして指定する機能(たとえばひとつの部屋の中にあるCoAP対応照明を、照明スイッチのトグルによって発生する1回のCoAPリクエストによって制御する)が不可欠である。このニーズに対処するために、IETFは実験的なRFCの形式でCoAPのオプションの拡張を開発した:CoAPのグループ通信 - RFC 7390 この拡張は、すべてのグループメンバーにCoAP要求を配信するためにIPマルチキャストを使用する。 マルチキャストを使用すると、リクエストをメンバーに配信するために必要なパケット数を減らすなどの利点がある。 ただし、マルチキャストには、信頼性の低さやキャッシュに適さないという制約もある。 マルチキャストの代わりにユニキャストを使用するの仲介者を持つことによる。 クライアントは、グループリクエストを仲介者に送信する。仲介者は、個々のユニキャストリクエストをグループメンバーに送信し、それらから返信を収集し、集約された返信をクライアントに返信する。
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