グラント・グリーン (野球)とは? わかりやすく解説

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グラント・グリーン (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 05:45 UTC 版)

グラント・グリーン
Grant Green
ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム時代
(2013年8月16日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州オレンジ郡フラートン
生年月日 (1987-09-27) 1987年9月27日(37歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手外野手
プロ入り 2009年 MLBドラフト1巡目(全体13位)
初出場 2013年7月8日
最終出場 2017年4月20日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

グラント・グリーンGrant Green, 1987年9月27日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡フラートン出身の元プロ野球選手二塁手外野手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

キャニオン高等学校英語版(4年制)には2年時に打率.430(72打数31安打)、8二塁打・22打点。翌年は.455(88打数40安打)・3本塁打・30打点・14盗塁。最終学年は.453・4本塁打・22打点・14盗塁を記録し、チームが所属するリーグのファーストチームに選ばれる。

また全米代表にも選抜され、2006年のパン・アメリカチャンピオンシップでは打率.412・6打点、2盗塁と活躍した。この年のMLBドラフト14巡目(全体423位)でサンディエゴ・パドレスから指名されたが、南カリフォルニア大学へ進学。

大学一年時は全ての試合に先発出場し、打率.316(228打数72安打)・2本塁打・14二塁打・24打点・6盗塁を記録。所属カンファレンスであるPac-10の新人王に選ばれる。

2年次は打率.390(205打数80安打)・9本塁打・46打点・10盗塁の成績でベースボール・アメリカのAll-AmericaのサードチームとAll-Pacific-10 Conferenceに選ばれる。

3年のシーズンが始まる前にベースボール・アメリカが発表した大学生のプロスペクトランキングで3位の高評価を受けるが、いざシーズンが始まると最初の13試合で打率.234とイマイチなスタートとなる。しかし、シーズンが終わってみれば打率.374・4本塁打・32打点・16盗塁と期待通りの成績を残した。

2008年の夏は多くのメジャーリーガー輩出したケープコッド・ベースボールリーグに参加し、トッププロスペクトに選ばれ、最もオフェンシブな選手と評価されるが、守備では41試合で17失策と苦しんだ。

プロ入りとアスレチックス時代

2009年MLBドラフトでは多くの専門家から高評価を得たグリーンは1巡目の早い段階で指名されると思われ、いくらかのスカウトは将来、三塁手に向いていると評していた。しかし、1巡目(全体13位)で指名したオークランド・アスレチックスとグリーン自身は遊撃手で行くことを望んでいた。そして、敏腕代理人のスコット・ボラスの影響もあり交渉は長引き、8月17日に275万ドルで契約を結ぶ。これはドラフト契約期限の数分前だった。

2009、2010シーズンはA級ストックトン・ポーツで過ごした。

2010年ベースボール・アメリカのアスレチックスのマイナー機関の三塁手部門でのトッププロスペクトに選ばれ、オールスター・フューチャーズゲームにも出場した。オフシーズンにはアリゾナ秋季リーグに参加した。

2011年シーズンはAA級ミッドランド・ロックハウンズで過ごす。

2012年はAAA級サクラメント・リバーキャッツに昇格した。

2013年7月8日ピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー。

エンゼルス時代

2013年7月30日アルベルト・カヤスポとのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムへ移籍した[1]

2015年9月30日DFAとなった。

ジャイアンツ時代

2015年11月30日サンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ[2]

2016年の開幕は傘下のAAA級サクラメント[3]で迎え、6月30日にメジャー契約を結んで25人枠入りした。7月28日にDFAとなり、8月1日に40人枠を外れる形でAAA級サクラメントへ配属された。10月12日FAとなった[4]

ナショナルズ時代

2017年1月27日ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。開幕を傘下のAAA級シラキュース・チーフスで迎え、4月12日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしたが、2試合の出場で3打数無安打で、4月21日トレア・ターナーの故障者リストからの復帰によりDFAとなり、23日に40人枠から外れる形でAAA級シラキュースへ降格した。6月14日にFAとなった[4]

ホワイトソックス傘下時代

2017年6月21日シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、傘下のAAA級シャーロット・ナイツへ配属された。8月7日にFAとなった[4]

マーリンズ傘下時代

2017年8月18日マイアミ・マーリンズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級ニューオーリンズ・ベビーケークスへ配属された[4]

メキシカンリーグ時代

2018年5月6日にメキシカンリーグモンクローバ・スティーラーズと契約[4]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2013 OAK 5 16 15 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 6 0 .000 .000 .000 .000
LAA 40 137 125 16 35 8 1 1 48 16 0 0 0 1 10 0 1 38 3 .280 .336 .384 .720
'13計 45 153 140 16 35 8 1 1 48 17 0 0 0 2 10 0 1 44 3 .250 .301 .343 .644
2014 43 103 99 7 27 5 0 1 35 11 1 4 0 2 2 0 0 20 3 .273 .282 .354 .635
2015 21 44 42 6 8 0 0 1 11 3 0 1 0 0 2 1 0 14 2 .190 .227 .262 .489
2016 SF 18 50 46 7 12 2 0 1 17 7 0 0 0 1 3 0 0 8 3 .261 .300 .370 .670
2017 WSH 2 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
MLB:4年 129 353 330 36 82 15 1 4 111 38 1 5 0 5 17 1 1 88 11 .248 .283 .336 .620
  • 2018年度シーズン終了時

表彰

MiLB

記録

MiLB
  • オールスター・フューチャーズゲーム選出:2回(2010年、2011年)

背番号

  • 35(2013年 - 同年途中)
  • 10(2013年途中 - 2015年)
  • 38(2016年)
  • 5(2017年)

脚注

  1. ^ A's acquire Angels INF Alberto Callaspo in exchange for INF Grant Green”. MLB.com A's Press Release (2013年7月30日). 2016年7月1日閲覧。
  2. ^ Eddy, Matt (2015年12月1日). “Minor League Transactions: Nov. 21-27”. Baseball America. 2016年7月1日閲覧。
  3. ^ 2015年よりジャイアンツ傘下
  4. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2018年6月6日閲覧。

関連項目

外部リンク




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