クリスティーナ=マリア・バメルとは? わかりやすく解説

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クリスティーナ=マリア・バメル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/23 13:54 UTC 版)

クリスティーナ=マリア・バメル (2020)

クリスティーナ=マリア・バメル (ドイツ語: Christina-Maria Bammel1973年 5月1日 ベルリンパンコウ区 -) はドイツ福音主義教会牧師福音主義神学者 (組織神学)。2019年 12月、ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会(EKBO)総会で州教会監督補佐(総地区長)に選出された。

経歴

出自、修業時代、福音主義教会牧師に任職

クリスティーナ=マリア・バメルは旧東ドイツ東ベルリンで生まれ、テューリンゲン州エアフルトで成長した。彼女は福音主義神学哲学宗教学マールブルク大学ベルリンフィラデルフィア (USA)で学んだ。1998年から2004年まで、ベルリン・フンボルト大学 神学部組織神学講座の学術助手、2003年神学博士号が授与された。ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会(EKBO)の広報担当を務めた後、2006年から2008年まで、彼女はルターシュタット・ヴィッテンベルクにある説教ゼミナール校とベルリンにあるベルリン聖マリエン教会ドイツ語版共同体で、牧師補として働いた。2009年に、ブランデンブルク州 コトブス福音主義教会 牧師に任職した。2009年1月から2015年12月まで、ミッテ区を管轄するベルリン・シュタットミッテ教会地区にあるヴァインベルク福音主義教会共同体[注 1]の牧師職に従事した。2015年、州教会宗務局に置かれている教会生活部門指導担当主事を引き受けた。2019年以降、神学学術雑誌Evangelische Theologieの共同編集人でもある[1]

州教会監督補佐(総地区長)就任

2019年10月に開催されたベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会総会で、クリスティーナ=マリア・バメルは州教会監督補佐(総地区長)に選出された。2019年12月、州教会監督に選出されたクリスティアン・シュテーブラインの後任として、彼女は州教会監督補佐(総地区長)になり、2020年2月に正式に就任した[2]。 州教会監督補佐(総地区長)として、クリスティーナ=マリア・バメルは州教会宗務局における神学部門指導者として、神学的重要問題を担当する。彼女は神学と教会生活部門を担当し、ディアコニア (教会社会奉仕活動)、エキュメニズム世界宣教、出版活動、メディア対応を調整していく。州教会監督補佐(総地区長)は州教会総会代議員の1人であると同時に、州教会指導部のメンバーでもある。

家族

クリスティーナ=マリア・バメルは既婚者であり、2人の娘の母でもある[3]

主要著作

  • Aufgetane Augen – aufgedecktes Angesicht. Theologische Studien zur Scham im interdisziplinären Gespräch. (= Öffentliche Theologie Bd. 19) Gütersloher Verlagshaus, Gütersloh 2005 (= Dissertation)
  • Bonhoeffers Verständnis der Heiligen Schrift in der Schule Martin Luthers. In: Klaus Grünwaldt, Christiane Tietz, Udo Hahn (Hrsg.): Bonhoeffer und Luther. Zentrale Themen ihrer Theologie. Amt der VELKD, Hannover 2007, S. 22–54
  • Was helfen die Gefühle? Karl Barths anthropologische Orientierung im Licht der Gegenwart. In: Michael Beintker, Christian Link, Michael Trowitzsch (Hrsg.): Karl Barth im europäischen Zeitgeschehen (1935–1950). Widerstand – Bewährung – Orientierung. Theologischer Verlag Zürich, Zürich 2010, S. 433–446.
  • Und sie wunderten sich sehr. Weihnachten für Realisten. Kreuz, Freiburg i. Br. 2011, ISBN 978-3-451-61024-0.
  • Überdosis Fremdscham? Theologisch-ethische Anfragen an Phänomene der gemeinschaftlich empfundenen oder stellvertretenden Scham. In: Ulrike Link-Wieczorek (Hrsg.): Verstrickt in Schuld, gefangen von Scham? Neue Perspektiven auf Sünde, Erlösung und Versöhnung. Neukirchener Theologie, Neukirchen-Vluyn 2015, S. 77–92.
  • (mit Sibylle Sterzik) Alles predigt. Eine Entdeckungsreise in Gottes Haus. Wichern-Verlag, Berlin 2019.

参考文献

和書

  • 稲本守(1996)「国教会か国民教会か—統一ドイツとキリスト教会」、坂井榮八郎・保坂一夫編『ヨーロッパ=統一ドイツへの道—統一ドイツの現状と課題』pp.219-236, 東京大学出版会
  • 村上伸『西ドイツ教会事情―古くして新しい教会』新教出版社、1984年

洋書

  • Werner Thiede: Evangelische Kirche – Schiff ohne Kompass? Wissenschaftliche Buchgesellschaft, Darmstadt 2017, ISBN 978-3-534-26893-1.

脚注

注釈

  1. ^ ヴァインベルク教会共同体にはベルリンミッテ区にあるゾフィーネン教会、ゴルゴタ教会、シオン教会、聖エリザベート教会、聖ヨハネス福音書記者教会が属している。シオン教会には神学者ディートリヒ・ボンヘッファーが牧師補として任職していた過去があり、加えて旧東ドイツ時代において、反体制運動平和運動の活動拠点として有名だった歴史を持つ。

出典

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