クラフトテープとは? わかりやすく解説

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クラフト‐テープ


クラフト粘着テープ

(クラフトテープ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/21 05:36 UTC 版)

クラフト粘着テープ(クラフトねんちゃくテープ、: Kraft paper adhesive tape)は、基材(支持体)にクラフト紙を使った粘着テープである。主に段ボール箱の梱包(封緘)用として使用される。クラフトテープとも呼ばれる。(紙製の)ガムテープと呼ばれることも多いが、誤用である[1]

概要

一般的には、クラフト紙特有の淡褐色(クラフト色)をしている。漂白クラフト紙を使った白いものや、着色によりカラフルな色をしたもの、企業のロゴやキャラクターが印刷されたものも存在する。はさみカッターナイフが無くても、でちぎって使用することが出来る。

一般的なクラフト粘着テープの場合、テープの表面はポリエチレンなどの合成樹脂ラミネート加工されており、その上にシリコーン系のはく離剤が塗られているので、表面は滑らかで光沢があり、をはじく。それゆえ、水性インキ・油性インキ・鉛筆のいずれでも字を書くことが出来ない。また、重ね貼りでは接着力が極端に落ちる。非シリコーン系のはく離剤を使用した、「3機能タイプ」のクラフトテープであれば、表面に油性ペンで字を書くことが出来る上に、重ね貼りしても接着力がほとんど落ちない。

近年では『脱プラスチック』の風潮から、プラスチック製のOPPテープから紙製のクラフトテープへ回帰する動きもみられる[2]が、上述の通り一般的なクラフトテープにはプラスチックのラミネート加工が施されている事には注意が必要である。ラミネート加工のない環境対応型のクラフトテープも販売されている。

紙リサイクルでの注意点

クラフト粘着テープの基材は紙だが、不溶性の粘着剤とポリエチレンのラミネートを含むため、紙のリサイクルラインに混ざると品質低下などトラブルの元となる。古紙ダンボールの回収で、粘着テープで止めるべきでないと言われるのはこのためである。すでに貼られたクラフト粘着テープも剥がすのが望ましい。 ラミネート加工がなく、粘着剤も水溶性の製品であれば、問題なくリサイクルに混ぜられる。

主なメーカー(国内)

脚注

[脚注の使い方]

クラフトテープ(水張りテープ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/11 17:41 UTC 版)

カルトナージュ」の記事における「クラフトテープ(水張りテープ)」の解説

片面乾燥した接着材を塗布されている紙テープで、切手のように糊面に水分適量含ませる接着できる。水彩画水張りなどに利用されている。組み立てたカルトン接着面の補強や、金具タッセルなど装飾品接着部の補強多用する

※この「クラフトテープ(水張りテープ)」の解説は、「カルトナージュ」の解説の一部です。
「クラフトテープ(水張りテープ)」を含む「カルトナージュ」の記事については、「カルトナージュ」の概要を参照ください。

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