クラッチトゥクラッチ制御
自動変速時に、クラッチからクラッチへ泊圧を受け渡し(例えば3速用のクラッチを解放して、4速のクラッチを締結)変速させることは難しい制御といわれてきた。解放と締結の油圧は、時間経過のなかで互いの関連が必要で、車速やアクセル開度で変化させ、シフトアップとダウンでの変化も必要である。油圧の重なりが大きいと変速中にブレーキがかかり、少ないと空吹き、変速ショックはアクセルの微少開度では許容されようが全開時に大きいことは問題になる。最近は電子制御の速度向上やデューティ・リニアソレノイドの採用などで直接クラッチ圧が制御できるようになった。1988年にクライスラーのFF4速ATから実用化されて電子制御技術による進歩もあって、変速ショックが抑えられるようになった。
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