ギムネマ酸とは? わかりやすく解説

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ギムネマ酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/18 02:21 UTC 版)

ギムネマ酸[1]
構造式
ギムネマ酸 I II III IV
R1: チグロイル 2-メチルブチロイル 2-メチルブチロイル チグロイル
R2: アセチル アセチル H H
CAS登録番号: 122168-40-5
PubChem: kurz - PubChem
分子式: C43H66O14
モル質量: 806,97574 g·mol−1

ギムネマ酸(ギムネマさん、Gymnemic acid)類は、キョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)のホウライアオカズラGymnema sylvestre)の葉から単離される配糖体である。ジジフィンホズルシンといったギムネマ酸類は、抗甘味化合物(甘味抑制物質)である。この葉を噛んだ後は、ショ糖の溶液の甘味を感じなくなり、ただの水のように感じる。

20種類以上のギムネマ酸の類縁体がホウライアオカズラの葉から見出されている[2]。ギムネマ酸Iが最も高い抗甘味作用を有している。ギムネマ酸Iはアスパルテームといった人工甘味料や甘味タンパク質ソーマチンといった天然甘味料を含むほとんどの甘味料の甘味を抑制する。この抗甘味活性は可逆的であるが、舌が甘味を再び感じるようになるには10分以上を要する[1]

脚注

  1. ^ a b Kurihara, Y. (1992). “Characteristics of antisweet substances, sweet proteins, and sweetness-inducing proteins”. Crit. Rev. Food Sci. Nutr. 32 (3): 231-252. doi:10.1080/10408399209527598. PMID 1418601. 
  2. ^ AD kinghorn and CM Compadre. Less common high-potency sweeteners. In Alernative Sweeteners: Second Edition, Revised and Expanded, L O'Brien Nabors,Ed., New York, 1991. ISBN 0-8247-8475-8

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