ギブソン・フライングV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/29 00:54 UTC 版)
ギブソン・フライングV Gibson Flying V |
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メーカー/ブランド | ギブソン |
製造時期 | 1958年-1959年、1967年- |
構造 | |
ボディタイプ | ソリッド(Vシェイプ) |
スケール長 | 24 3/4インチ |
フレット数 | 22 |
ネックジョイント | セット・イン(17フレット) |
材質 | |
ボディ | コリーナ、マホガニー |
ネック | マホガニー |
フィンガーボード | ローズウッド/エボニー |
ハードウェア | |
ペグ | グリーン・キー |
ブリッジ | チューン・オー・マティック |
テールピース | ストップ・バー(固定) |
コントロールノブ | 1トーン、2ボリューム、3ポジション・セレクタースイッチ |
電気系統 | |
ピックアップ(F) | 496R セラミック・マグネット・ハムバッカー |
ピックアップ(R) | 500T セラミック・マグネット・ハムバッカー |
カラーバリエーション | |
クラシック・ホワイト、ウォーン・チェリー、エボニー、ナチュラル | |
テンプレート | カテゴリ |
フライングV (Flying V)は、ギブソンのエレクトリックギター。B.C.リッチ社のモッキンバードなどと並んで、変形ギターの先駆け的存在である。
概要
1958年に同じギブソン社からエクスプローラーと共に発売されるも、当時はその奇抜なデザインが受け入れられず、翌年には一旦生産が中止される。 2年間で生産されたフライングVは、わずか98本であったという。 1960年代に入ると、アルバート・キングやジミ・ヘンドリックス、レズリー・ウエスト、キース・リチャーズ、ロニー・マック、デイヴ・デイヴィスなどが使用し始める。 1970年代以降はアンディ・パウエルやポール・スタンレー、マイケル・シェンカーなどが使用。コピーモデルも出回り始め、1980年代に入ると、ギブソンは1958年のフライングVを復刻する。この時、エクスプローラーとモダーンも復刻された。1990年代には、レニー・クラヴィッツが使用。日本ではレイジー時代の高崎晃、THE ALFEEの高見沢俊彦、UNICORNの奥田民生と阿部義晴、ウルフルズのトータス松本、小山田圭吾や布袋寅泰、ART-SCHOOLの木下理樹、スピッツの草野マサムネ、L'Arc-en-Cielのken、BOOM BOOM SATELLITESの川島道行、THE YELLOW MONKEYの菊地英昭、元くるりの大村達身、筋肉少女帯やX.Y.Z.→Aの橘高文彦、B'zの松本孝弘、GLAYのHISASHI、マカロニえんぴつの田辺由明などが使用している。IN-HIに至っては、ツインギター及びベースの全てにフライングVを使用している。
V字型のボディ形状が原因で、座って弾く際の演奏性はあまり良くないとされるが(カイ・ハンセンなどは「Vシェイプでないとしっくり来ない」と語るが)、そのルックスとマホガニー(50年代製のオリジナルとその復刻モデルはコリーナ)ボディが生む甘く太いトーンに惹かれ、ブルース系からヘヴィメタル系まで幅広いジャンルのギタリストが使用している。また、一部のモデルにはすべり止めが付いており、座って弾く際の安定性が増している。
外部リンク
ギブソン・フライングV(1970年代 - 1980)
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「高崎晃」の記事における「ギブソン・フライングV(1970年代 - 1980)」の解説
レイジー時代のメイン。コントロールを1ヴォリュームのみに改造し、ピックアップセレクターも大型の物に交換。一説によると、日本のテレビで初めてフライングVを抱えて映ったのが高崎であるとも言われている。
※この「ギブソン・フライングV(1970年代 - 1980)」の解説は、「高崎晃」の解説の一部です。
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固有名詞の分類
ギターの機種 |
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