キャンセルとその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 16:37 UTC 版)
「A26型潜水艦」の記事における「キャンセルとその後」の解説
2014年2月27日、スウェーデン防衛調達局(FMV)はコックムスにA26潜水艦を発注する計画をキャンセルした。FMVによれば、新しいコックムスの所有者であるドイツのティッセンクルップ・マリン・システムズが、スウェーデンが他国と建造コストを分担することを拒否し、潜水艦の建造は過度に高価なものとなったためである。スウェーデンはかわりにサーブに打診した。サーブは新しい潜水艦を受注した場合、コックムスの潜水艦技術者を再雇用することを計画している。結果として、サーブはコックムスから上層部を募集し、自社の海軍向け部門のための人員を求めていることを明らかにするプレスリリースを発表した。FMVに対する書簡の中で、ティッセンクルップ・マリン・システムズの責任者であるハンス・アッツポディン博士(Dr. Hans Atzpodien)はコックムスから重要な人員の引き抜きを図らないようサーブに要請した。ティッセンクルップはコックムスの完全な所有者であるが、競合するホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船があるために、何年にもわたってコックムスが潜水艦を輸出することを妨げてきた。 2014年4月14日、約200人の従業員がサーブのためにティッセンクルップを離れ、またティッセンクルップはコックムスを売却する交渉を始めたと報告された。2014年6月、ティッセンクルップはコックムスをサーブに売却することに同意した。 2014年6月22日、サーブが34億スウェーデンクローナでティッセンクルップよりコックムスを買収したことが報道された。新しい名前はサーブ・コックムスになる。 2014年9月12日、サーブ・コックムスはオーストラリア海軍のコリンズ級潜水艦更新計画に、A26の4000トン派生型を提案したが、2016年4月26日、オーストラリアのターンブル首相はフランスとの共同開発を正式発表した、
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