キャロルの作品におけるバンダースナッチとは? わかりやすく解説

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キャロルの作品におけるバンダースナッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 05:16 UTC 版)

バンダースナッチ」の記事における「キャロルの作品におけるバンダースナッチ」の解説

『ジャバウォックの詩』の中でバンダースナッチに関する唯一の記述は、主人公与えられた「燻(いぶ)り狂えるバンダースナッチに近寄るべからず (shun the frumious Bandersnatch.)」という一言のみである。バンダースナッチ『ジャバウォックの詩』の中では実際には姿を見せないこの為に、バンダースナッチ正確な大きさ性質不明確なままであるしかしながら『ジャバウォックの詩』収録されている『鏡の国のアリス』の他の部分では、バンダースナッチが非常に素早い生物であり、複数生物を指す名詞であることが(直接にではないが)、白のキングによってほのめかされる。「よいか、一分間というやつは恐ろしく素早く過ぎるでな。まだ一匹バンダースナッチ押しとどめる方が楽じゃろうよ! (You see, a minute goes by so fearfully quick. You might as well try to stop a Bandersnatch!)」。 「燻り狂っていない」バンダースナッチ存在するのか、存在するのならばそれらのバンダースナッチには安全に接する事が出来るのかは記述されておらず、単に詩の主人公燻り狂ったバンダースナッチのみを避けるように命じられる。さらに、「燻り狂った (frumious)」という単語は、単なる形容詞とどまらずバンダースナッチ本質的な性質記述するためにバンダースナッチに対してのみ用いられる形容詞である。「燻り狂った (frumious)」は、「怒り狂った (furious)」と「燻った (fuming)」を組み合わせたかばん語である。 幸いなことに、キャロルは『スナーク狩り』でバンダースナッチ形状性質対す幾つかの疑問に対して回答示している。バンダースナッチとの遭遇場面でバンダースナッチ素早く動き長く伸ばせ頚部と、獲物捕らえるための燻り狂った顎 (frumious jaws) を持っていることが記される作中バンダースナッチは、この顎で銀行家バンカー)を捕らえよう試みる。

※この「キャロルの作品におけるバンダースナッチ」の解説は、「バンダースナッチ」の解説の一部です。
「キャロルの作品におけるバンダースナッチ」を含む「バンダースナッチ」の記事については、「バンダースナッチ」の概要を参照ください。

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