キノコの効能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:47 UTC 版)
キノコの効能については、抗菌、抗ウイルス、コレステロール低下、血糖降下、血圧降下、抗血栓、PHA幼若化抑制、抗腫瘍などが報告されている。きのこに含まれる多糖類であるβ-D-グルカンは抗腫瘍活性があるのではないかと指摘されている。キノコから開発された多糖体制癌剤(免疫療法剤)としてクレスチン、レンチナン、ソニフィランが認可されている。 薬用茸(英語版)からは多糖類を始めとする免疫賦活作用を有し抗がん作用を持ち得る化合物が幾つか見付かっている。例えば、レンチナン等のβ-グルカンは実験ではマクロファージ、NK細胞、T細胞、免疫系サイトカインを賦活し、免疫賦活剤(英語版)としての臨床試験も実施されている。 アガリクス(Agaricus subrufescens、しばしば Agaricus blazei と誤称される)、シイタケ(Lentinula edodes )、メシマコブ(Phellinus linteus )、マイタケ(Grifola frondosa )、ヤマブシタケ(Hericium erinaceus )は、β-グルカンを産生する茸として知られており、抗癌剤としての可能性が試験されている。
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