キイロコキクイムシ
和名:キイロコキクイムシ |
学名:Cryphalus fulvus Niijima |
コウチュウ目,キクイムシ科 |
分布:本州,四国,九州,小笠原諸島,沖縄,朝鮮半島,中国 |
写真(上):キイロコキクイムシ成虫 |
写真(下):樹皮に開けられた成虫の脱出口 |
説明 成虫の体長は1.4〜1.5mm。長楕円形。黄褐色または暗褐色。体表面は鱗毛に覆われる。食痕:横平孔。母孔長は1〜1.2cm。幼虫孔は約2cm。幼虫・蛹・成虫で越冬する。1年に2〜4回発生する。雌がクロマツやアカマツの枯損木の枝や樹幹上部に穿孔して内樹皮内に交尾室を作る。一夫一妻性である。卵は交尾室内に約30個程度がまとめて産まれる。繊維方向に対し直角に母孔が掘られ,孵化した幼虫は母孔の両壁から内樹皮に幼虫孔を形成する。蛹室は幼虫孔の先端の作られる。羽化成虫は周囲の内樹皮を後食し,樹皮表面に脱出孔を掘って脱出する。1世代は夏の場合約1か月である。健全木には穿孔しないので防除の必要はない。 |
黄色小木喰虫
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