ガートルード・ジーキル以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 20:50 UTC 版)
「イギリス式庭園」の記事における「ガートルード・ジーキル以降」の解説
19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで活躍した女性園芸家ガートルード・ジーキルは、従来のイギリス風景式庭園に対するアンチテーゼとして、自然な植栽と自生植物を生かした造園を提唱した。また、色彩の調和の重要性を説き、花壇作りやウッドランドで実践したカラー・スキーム(色彩設計)の手法を発展させ、庭園設計の技法として用いることを考案した。さらに、建築家エドウィン・ラッチェンスの建築様式と造園家ウィリアム・ロビンソンの自然式の庭園との融合発展につとめ、コテージガーデンなどに代表される造園手法の源流を築いた。なお、後述の通り、日本の家庭園芸の文脈において、注釈なしに「イングリッシュガーデン」との語が用いられる場合、ジークル以降の色彩計画の手法に則って設計された風景式庭園よりも小規模な庭園の様式を指すことがある。
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