カール・ハッベルの快投
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「1934年のメジャーリーグベースボール」の記事における「カール・ハッベルの快投」の解説
この年7月14日に第2回オールスターゲームが行われた。会場はジャイアンツの本拠地ポログラウンズでジャイアンツのカール・ハッベル投手はナショナルリーグの先発投手として出場した。アメリカンリーグの先発はレフティ・ゴメス(ゴーメッツ)だった。カール・ハッベル投手は1回表にマウンドに立ったが立ち上がりが不調で、いきなり1・2番打者を出し無死1・2塁でピンチとなった。しかも次の打者はベーブ・ルースで、ここからルースに3球続けてスクリューボールを投げて三振にとり(ルースは3球とも空振り)、続くルー・ゲーリッグも空振りで三振、次のジミー・フォックスも同じで3番から5番までのクリーンアップをわずか11球で3三振となった。そして2回表に6番アル・シモンズ、7番ジョー・クローニンを三振にとり、これで5人連続三振を記録した。この後の8番ビル・ディッキー捕手が四球に出て9番ゴメス投手がまた三振。2イニングで6三振の結果であった。 このオールスターゲームでのハッベルの5連続三振の快投は長く記憶されることとなった。その5人ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックス、アル・シモンズ、ジョー・クローニンは全て殿堂入りを果たした打者である。
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