カーチス写真法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 20:57 UTC 版)
手間と時間がかかるので、かなりの精度で据え付けが完了している望遠鏡で検査、精度向上のために使われる。 望遠鏡を写真撮影できる状態にして天の北極に向ける。この場合ドイツ式赤道儀やイギリス式赤道儀では極軸の東側に望遠鏡が来るようにする。 西へ時角にして1時間ずつ極軸を回転させながら、それぞれ10秒から20秒の露出で計13回、多重露出で撮影する。 1時間から2時間、モータードライブを停止し固定撮影する。 撮影された画像を見て、13個の星像が描く円弧の中心が赤道儀の極軸が向いている方向であり、固定撮影で写った実線の円弧の中心が天の北極である。座標測定器があるならばズレを測定する。ない場合は写真を大きく引き伸ばし、どちらにどれだけズレているかを求める。 求めたズレを補正するよう赤道儀の向きを調整する。
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