カラム法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 14:34 UTC 版)
抗原抗体反応を試験管内でなくガラスビーズやデキストランゲルが封入されたカラム内で行う。これらのフィルター効果によって凝集塊はトラップされ、陽性と判定される。 また、比重別では赤血球1.09、抗グロブリン試薬は1.05 血清1.03なので、抗グロブリン試薬が赤血球と血清の中間比重となっている。遠心により比重の大きい赤血球は抗グロブリン試薬を通過し、比重の小さい血清は抗グロブリン試薬の上部に留まる。そのため抗グロブリン試薬は血清中の遊離抗体により中和されないため洗浄操作は不要。これを比重勾配分離法という。 これにより自動化、標準化、省力化ができるが、コストはやや高く、ウラ試験がやや弱いという欠点もある。
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