カラカミ遺跡とは? わかりやすく解説

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カラカミ遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 18:22 UTC 版)

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カラカミ遺跡 説明板付近
遺跡中心部のカラカミ神社

カラカミ遺跡(カラカミいせき)は、長崎県壱岐市勝本町立石東触にある弥生時代環濠集落遺跡。壱岐市指定史跡に指定されている。

魏志倭人伝に登場する「一支国」の都とみられている原の辻遺跡から約6キロメートルに位置しており構成集落の1つとされる[1]

主な遺構

  • 環濠 - 幅3.5メートル、深さ60センチメートル
  • 墓地
  • 住居址
  • 貝塚
  • 地上炉 - 2013年に弥生時代後期の鉄の地上炉跡が発見された[1]

主な遺物

出土遺物は石器のほか、鉄製の(もり)、釣り針鉄鏃(てつぞく)、槍鉋、と薄などの鉄器が出土している。

そのほか、多数の動物遺体が出土しており、家畜としてのイヌネコウマのほかドブネズミ、鳥類、漁業対象である魚骨、クジライルカアシカシャチなどが出土している。貝類ではカキアワビサザエ、オキシジミが出土しているほか、ウニの殻も出土している。

また出土土器のうちには、「周」の刻字を有する弥生時代後期の土器片があり、漢字が記された土器としては国内最古級とされる[2]

脚注

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関連項目

外部リンク



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