カスワラウンとは - わかりやすく解説 Weblio辞書

カッシウェラウヌス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/11 14:28 UTC 版)

カッシウェラウヌス（Cassivellaunus, 生没年不詳）は、紀元前1世紀に実在したブリトン人の王で、紀元前54年の共和政ローマの将軍ガイウス・ユリウス・カエサルによる第二次ブリタンニア遠征への抵抗を指揮した。イギリスの伝説では、ジェフリー・オブ・モンマスの『ブリタニア列王史』にはブリタンニア王の1人カッシベラヌス（Cassibelanus）として、マビノギオンやウェールズのトライアドにはBeli Mawrの子カスワッラウン（Caswallawn）として登場している。

脚注

^ カエサル『ガリア戦記』5.18
^ A History of Britain, Richard Dargie (2007), p. 19
^ カエサル『ガリア戦記』 5.8-23
^ カッシウス・ディオ『ローマ史』 40.1-3
^ オロシウス『異教反駁史』 6.9
^ ポリュアエヌス『Strategemata』 8.23.5
^ カッシウス・ディオ『ローマ史』 60.21
^ ジェフリー『ブリタニア列王史』 3.20, 4.1-11
^ カエサルの『ガリア戦記』5.15によると、殺されたトリブヌス・ミリトゥムの名前はクィントゥス・ラベリウス・ドゥルス Quintus Laberius Durus。ガリア戦争のレガトゥスにティトゥス・ラビエヌスがいて、ジェフリーはオロシウスの『異教反駁史』の誤りをそのまま使ったものと思われる。
^ The Mabinogion: "Branwen, daughter of Llyr"
^ Jeffrey Gantz, The Mabinogion, p.80.
^ Jeffrey Gantz, The Mabinogion, pp. 84–86, 88.
^ Rachel Bromwich, Trioedd Ynys Prydein, pp. 138–145。これはジェフリーの内容をまるまる用いた唯一のトライアドである。『ヘルゲストの赤本』#5の中に含まれる。
^ Bromwich, Trioedd Ynys Prydein, p. 242.
^ ^a ^b Bromwich, Trioedd Ynys Prydein, pp. 305–306.
^ Bromwich, Trioedd Ynys Prydein, pp. 103 – 104. Hergest Triad 50.
^ Bromwich, Trioedd Ynys Prydein, pp. 168 – 170. Hergest Triad 21.
^ Bromwich, Trioedd Ynys Prydein, pp. 81–89. Peniarth Triad 32; Hergest Triad 5
^ Bromwich, Trioedd Ynys Prydein, pp. 185–188. Peniarth Triad 32.
^ Iolo Morganwg, Triads of Britain 8, 14 17, 24, 102, 124
^ Bromwich, Trioedd Ynys Prydein, p. 354.