カクテルの語源
国際バーテンダー協会(International Bartender Association,略してI.B.A)の使っているテキストによると、昔、メキシコのユカタン半島のカンペチェという町にイギリス船が入港した時、長い航海の疲れを癒そうとして船員たちが酒場を訪れました。カウンターでは、一人の少年が樹皮を剥いだ小枝を使って飲み物をつくっており、船員たちがその飲み物をさして、「その飲み物は?」と尋ねたところ、少年は飲み物の名前ではなく、混ぜていた小枝のことと勘違いし、「コーラ・デ・ガジョ(Cola de Gallo)」と答えました。コーラ・デ・ガジョはスペイン語で「おんどりのシッポ」。小枝の形が似ているのでそう名付けられました。このコーラ・デ・ガジョを英語に直すと、テール・オブ・コック(Tail of Cock)となり、以来、こうした飲み物のことはこう呼ばれるようになり、後にカクテルとなったといわれています。 |
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