カガミエイとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > カガミエイの意味・解説 

カガミエイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 03:39 UTC 版)

カガミエイ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
: ガンギエイ目 Rajiformes
: ガンギエイ科 Rajidae
: Raja
: カガミエイ R. miraletus
学名
Raja miraletus
Linneaus, 1758
和名
カガミエイ[2]
英名
Brown ray
Mirror ray

カガミエイRaja miraletus)は、ガンギエイ科Rajaに分類されるエイの一種。

分布と生息地

イベリア半島から西アフリカを通ってモザンビークまで、主に北東大西洋インド洋の一部に分布しており、ビスケー湾地中海でも確認されている[3]。水深17 - 300 mの大陸棚大陸斜面の砂泥底に生息する[4]

形態

体盤は横長の菱形で、は短く鈍い。腹鰭は三角形。幼魚は背面に細かい棘があるが、成長に伴い消失する[4]。背面は薄い褐色で、褐色の斑点が散らばり、一対の大きな青色の眼状紋を持つ。吻部先端に黒い点を持つこともある。腹面は白色。全長は雄で最大63cm、雌は最大59.7cmに達する[3]。雄は全長40cm、雌は全長44cmで性成熟する。

生態

小魚、カニエビイカなどの底生生物を捕食する[4]サメなどの大型肉食魚に捕食される。卵生であり、春から夏にかけて1年で40 - 72個の卵を産む[3]。卵は長方形で角に角のような突起があり、砂地や泥地に埋もれ、5ヶ月程で孵化する[4]

人との関わり

底引網などで混獲されるが、市場価値は低い[5]

脚注

  1. ^ Dulvy, N.K. 2019. Raja miraletus. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T124569516A124512700. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2019-3.RLTS.T124569516A124512700.en. Accessed on 09 February 2024.
  2. ^ 『普及版 世界大博物図鑑 2 魚類』32頁
  3. ^ a b c Raja miraletus, Brown ray : fisheries, gamefish”. fishbase.se. 2024年2月8日閲覧。
  4. ^ a b c d Discover fishes - Raja miraletus”. 2024年2月8日閲覧。
  5. ^ Raja miraletus - Guide of Mediterranean Skates and Rays”. 2024年2月8日閲覧。

参考文献

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  カガミエイのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カガミエイ」の関連用語

1
Raja (魚) 百科事典
14% |||||

2
世界のエイ一覧 百科事典
6% |||||

カガミエイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カガミエイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカガミエイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS