カウチン‐セーター【Cowichan sweater】
カウチンセーター (Cowichan sweater)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 09:20 UTC 版)
「セーター」の記事における「カウチンセーター (Cowichan sweater)」の解説
「en:Cowichan knitting」も参照 カナダのバンクーバー島に住む先住民のカウチン人に由来する。白やグレー系をベースにして、狩猟文化を反映した自然に関する文様(特に動物が多い)と幾何学的なデザインを組み合わせたものが編み込まれているのが特徴。現在は、広くカウチン族の伝統工芸として知られているが、元は19世紀初頭にスコットランド人からカウチン族に編み物の技術が伝えられたものが基本となっている。 その技術と、古くから伝わる芸術的な要素が融合することで、独特のデザインを持つカウチンセーターが成り立ったのである。狩猟の際の作業着として用いられたため、太い毛糸で編まれ、厚地で丈夫に作られており、(本来のものは)脂肪分を抜かないために撥水性と防寒性も高い。
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