オーストラリアサンカノゴイとは? わかりやすく解説

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オーストラリアサンカノゴイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/23 09:56 UTC 版)

オーストラリアサンカノゴイ
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
: サンカノゴイ属 Botaurus
: オーストラリアサンカノゴイ
B. poiciloptilus
学名
Botaurus poiciloptilus
Wagler, 1827
和名
オーストラリアサンカノゴイ
英名
Australasian Bittern
Brown Bittern

オーストラリアサンカノゴイ (濠太剌利山家五位、学名:Botaurus poiciloptilus) は、ペリカン目サギ科に分類される鳥類の一種である。

分布

オーストラリア南部、タスマニアニュージーランドに分布する。

形態

全長66-76cm。雄の方が雌よりも大きい。成鳥は頭は濃い灰褐色で、眼の上が黄色がかった赤褐色、眼の下から頸、背中にかけては黒褐色である。背中から翼にかけて茶褐色の様々な形の斑が散在している。体の下面は淡い黄褐色で、褐色の縦斑と横斑が混じっている。上嘴は褐色、下嘴は黄色で脚は黄緑色。

幼鳥は成鳥に比べて、全身の色が淡い。

生態

アシなどが茂った湿地や沼地に生息する。

魚類両生類爬虫類昆虫類などを捕食する。小型の鳥類哺乳類を食べることもある。

繁殖期は8月-1月で、湿地のアシ原や藪などに営巣する。1腹3-6個の卵を産む。抱卵期間は25-28日である。造巣、抱卵、育雛は雌のみが行う。雛は2-3週で巣から出て巣の近くで過ごす。約50日で親から独立する。

人間との関係

生息地である湿地の汚染等による破壊や、気候の乾燥化による湿地の減少が原因で、生息数は減少している。

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、40頁




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