オリーブ牛の誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 01:57 UTC 版)
その後、和牛の肥育は、香川県全域に広まった。しかし、市場価格は有名なブランド牛には届かず、県内の畜産農家も次第に減って行った。このままではいけないと思った石井正樹は、5年に1度開かれる牛の全国品評会全国和牛能力共進会で、「オレイン酸測定値」が審査に加わる事を知った。油を絞った後のオリーブ果実にはたくさんの栄養が残っており、それを牛に食べさせると肉質が良くなり、香川県をアピールする事が出来ると考えた石井は、オリーブの搾油工場から搾り実を貰い受けた。だが、牛はオリーブの入った飼料を全く食べなかった。その原因が味にある事を知った石井は、オリーブを乾燥させ、甘くすることに成功した。その後、オリーブ飼料製造方法の特許を取得した。
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