オリジナル・プロダクションおよび派生作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 17:54 UTC 版)
「ノー・ノー・ナネット」の記事における「オリジナル・プロダクションおよび派生作品」の解説
1924年、ブロードウェイ公演前のツアー公演では成功しなかった。シカゴでの上演の際、プロデューサーのハリー・フレイジーは出演者の見直しをはかり、脚本を改訂し、作曲家のユーマンスと作詞家のシーザーに曲の追加を依頼した。追加の楽曲である「二人でお茶を」、「I Want to Be Happy」はヒット曲となった。シカゴ公演は成功し、1年間上演が続いた。フレイジーはこの公演に多額の出資をしたが、ブロードウェイ進出はそれほど重要視していなかった。1925年3月11日、ウェスト・エンドにあるパレス・シアターにおいて、ビニー・ヘイル、ジョセフ・コイン、ジョージ・グロスミス・ジュニアが主演してロンドン公演が開幕し、665回上演された。ロンドン公演ではアメリカ公演では使用されなかった「I've Confessed to the Breeze」、「Take a Little One-Step」が使用された。1925年9月16日、グローブ・シアターにてルイーズ・グルーディ、チャールズ・ウィニンガーが主演してブロードウェイが開幕し、321回上演された。ブロードウェイ公演開幕時、3つのプロダクションが全米ツアー公演が巡業していた。 その後10年で様々な言語に翻訳され、地方の劇団、全米ツアー公演、海外公演などでも成功をおさめた。1930年、『浮気成金』、1940年、『ノー・ノー・ナネット』と映画化され、その両方にザス・ピッツが出演した。1950年の映画『二人でお茶を』は本作を大まかに基にした作品であった。ドリス・デイ、ゴードン・マクレイ、イヴ・アーデン、ビリー・デウルフが主演した。なおアーデンは1940年版映画にも出演していた。その後数十年、本作の上演は徐々に減っていった。
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