オモイデザクラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 05:16 UTC 版)
1996年に長野県飯田市在住の森田和市が飯田市内に植栽されていたオモイガワの果実を20粒採取して、その種子を種まきしたところ5本が育った。このうちの1本が従来のオモイガワより花弁数が多い15から21枚であり鑑賞性が高いものであった。この1本を接木により苗木を増殖・育成して、98項目の特性を継続的に観察・調査し続けた結果、原木のオモイガワと比較して違う特性が固定されていたと判明したため、2018年6月18日に日本花の会により、新たな栽培品種オモイデザクラ(思伊出桜)として認定された。命名はオモイガワの「思」と「伊那谷から出た桜」の意味を組み合わせたことに由来する。特徴はオモイガワと類似するが、花弁数が15から21枚の八重咲・中輪花である点で異なり、葉が開くのが開花後な上に多花性のため、オモイガワ以上に高い観賞性をもつ品種であるとされている。
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