オプション規格の標準化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/27 01:54 UTC 版)
「MSX2+」の記事における「オプション規格の標準化」の解説
MSX2ではオプション扱いだった漢字ROMが標準搭載とされた。なお、MSXの漢字ROMはフォントの形状は規定しておらず、特定の文字コード以外は、各社該当する文字が同一であれば、フォントそのものは同一であることを要求していない。 また、詳細は各社でまちまちだったフロッピーディスク・ドライブ(MSX DISK-BASIC)の規格や内部スロット配置が標準化された。 規格にはオプションとしてMSX-JE、MSX-MUSICが盛り込まれた。実際に発売されたMSX2+機の大半は、これらの規格を内包した仕様で発売されている。 本体仕様に密接なVDP以外は拡張仕様であり、オプションとして商品も存在したため、結果的にMSX2もV9958で追加された機能以外はMSX2+相当の機能にすることが可能になっていた。これらの状況から、市販のMSX用ソフトウェアはMSX2+発売以降も「要・漢字ROM」等の但し書き付きのMSX2対応製品がメインとなり続けた。MSX2+専用ソフトは数えるほどしかなく、兼用のソフトウェアでMSX2+では最適化された動作をするという形となっていた。
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