O'NO 99
(オノ (カードゲーム) から転送)
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O′NO 99(オーノー99)はカードゲームの1つ。米 International Games, Inc. により1987年に発案・発売され、日本ではトミー(TOMY)により輸入・発売されていた。
目次
概要
各プレイヤーは自分の番が来るごとに、数字の書かれた札(カード)を場に捨てていく。場に捨てられた(出された)札の数字の合計を99以上にしたプレイヤーが負けとなるゲーム。
- 対象年齢:7歳-一般(大人)
- プレイヤー人数:2-8人
- ゲームのセット内容:カード54枚、チップ24枚
カードの種類
54枚カードセットの内容:
- 数字カード:
- 「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」カード:各3枚
- 「10」カード:10枚
- 役カード:詳細は後述する。
- Hold カード: 4枚。場の合計数をそのままにしたまま、次の順番のプレイヤーに順番が移る。すなわち「0」のカード。
- Reverse カード: 6枚。場の合計数をそのままにしたまま、前の順番のプレイヤーに順番が移る。2人プレイの場合は Hold カードと同じ。
- Double play カード: 2枚。これが場に出されたとき、次のプレイヤーは強制的に2回連続プレイしなければならない。
- 「-10」 カード: 4枚。使用法は数字カードと同じで、ただ場の数の合計が10引かれるだけ。
- O′NO 99 カード: 4枚。場に出すことができない、邪魔なカード。
遊び方
ゲームの基本的流れ
まず、一式のカードをよくきった後で各プレイヤーに4枚ずつ配り、プレイヤーのプレイ順を決めてから開始する。プレイヤーは自分の順番がきたときに、手持ちの4枚のうち1枚を選んで場に捨て(出し)、そのあとで、伏せておいた山札から一番上の札を1枚取って自分の手札にする。なお、各プレイヤーは自分が場にカードを捨てるごとに、ゲーム開始時から場に捨てられていったカードに書かれた数の合計を宣言する。
プレイ開始時は、場にはカードがないので場の数の合計は「0」である。ここで、最初のプレイヤーが「6」カードを捨てれば合計は「6」、さらに次のプレイヤーが「10」カードを捨てれば合計は「16」…という具合に増えていく。概要の節にて先述したように、この「場の合計」を99以上にしてしまったプレイヤーが負けとなる。
「-10」カードは、出されたときに場の合計数から文字通り10引くカードである。このカードはゲーム開始時にまっさきに捨ててもよく、そのときの場の合計数は「-10」である。
役カードについて
- O′NO 99 カードは、それを手札にしても場に出すことができないカードである。これを1枚手札にしてしまった場合、自分のプレイ番に残りの手札3枚から切り札(捨て札)を選択せざるをえなくなる。手札に2枚、3枚持っている場合はなおさら厳しいプレイとなる。
- Hold カードや Reverse カードは、場の合計数を変化させずに済ますことのできるカードである。ただし、Hold では順番はそのまま次の人に移るが、Reverse では順番は逆順となり、このカードが出されたときに、次の順番はカード出したプレイヤーの前にプレイした人、その次の順番はさらにその前にプレイした人…というふうになる。プレイヤー人数が2人のときは、Reverse カードは Hold カードと同じ役割となる。
- Double play カードは、場の合計数を変化させずに捨てることができるのみならず、次の順番の人に2回連続プレイをする義務を負わせるカードである。ただし、その義務は Hold または Reverse カードを1枚出せば、義務を回避して次の順番のプレイヤーに負わせることができる(この義務は、Double play カードで他のプレイヤーに転嫁させることはできない)。実戦では、一回 Double play カードが場に出されたら、2回連続プレイの義務の転嫁をめぐっての激しい戦いとなり、Hold あるいは Reverse カードが何度も連続で場に出され、誰かがこの義務を負って2回プレイするまで続く。
勝敗の決まり方
以上のゲームの流れから、1局におけるゲームの勝敗は次の2パターンのどちらかで決まる。
- 捨て場の札の合計数を99以上にしてしまったプレイヤーが負けとなる。
- 場の合計数が99に達しなくても、誰かが手札に O′NO 99 カードを4枚すべて持ってしまったときに、場に出せる手札がなくなるため自動的に負けとなる。ただ、このパターンで敗者が決定することはまずなく、200局中1局あるかないかの確率である。
チップの使用法
ゲーム開始から、誰かが場の合計を99以上にして勝敗が決まるまでを1局とすると、1局は2~5分程度で終わる。この1局で決まるのは敗者1人のみであるため、このゲームによって順位を決定するには、数局ほどゲームを行う必要がある。チップはその目的ために利用される。ゲーム開始時に各プレイヤーはチップを3枚持ち、1局のゲームにおける敗者がチップを一枚返却するルールになっている。何局かゲームを行い、手持ちのチップがなくなってからさらに1局負けたプレイヤーから順に、ゲームから退場することになり、最後に残ったプレイヤーがゲームの勝者となる。
また、チップ制でなく点数制により、数局のゲームで順位をつけるルールもある。もとよりチップを使わなくても楽しめるゲームである。
変則ルール
- 基本的には O′NO 99 カードは決して場に捨てられないカードであるが、変則としてゲーム開始時の、場の合計数が「0」のときに捨てることができるというルールがある。また、さらにその変則として、場の合計数が10の倍数(「0」「10」「50」など)のときに捨てることができるというルールもある。
- プレイヤーによっては、ローカルルールとして、ゲーム終了とする場の合計数を99以上ではなく100以上と設定していることもある。
戦術
ゲーム終盤は場の合計数が「95」「98」など、数字カードが出しづらい(あるいは出したら負けの)状況になり、Hold カードや Reverse カードなど場の数を増やさなくて済む役カードに需要が集中する。そのため、場の合計数が小さいゲーム序盤にできるだけ数カード(特に「10」カード)を捨て、そのあいだに山札から役カードを引いてストックしておきたい。
「-10」カードはたしかに自分の番でのピンチに役立ち、終盤の争いを緩和することができるが、次の順番のプレイヤーにゆとりを与えてしまう。できれば Double play カードが出されたときに「10」カードと併用して使いたい。
なお、「2」や「3」のような数の小さいカードは、終盤において場の数が「94」「96」のような少しだけ余裕のあるときに捨てることで、次の番のプレイヤーにプレッシャーを与えることができる。
ゲームの呼び名
このゲームの正式名称は「オーノー99(オーノーナインティナイン)」であるが、色々な呼び名があり一般的には「オノ」「ONO」「ONO99」と表現されることが多い。
関連項目
「オノ (カードゲーム)」の例文・使い方・用例・文例
- アニオン交換性イオノマーの最近の開発
- カツオノエボシ
- オオノガイ類
- エゾオオノガイ科の標準属
- オノレ・ド・バルザックまたは彼の著作の、あるいはそれらに関するさま
- オノンダガ族が話したイロコイ語族の言語
- ハマグリやオオノガイの身
- 当初はモホーク川、オナイダ、オノンダガ湖、カユーガ族およびセネカ(五族)を含でいるイロコイ族の種族の部類
- ホオノキ属の低木または木のいずれか
- 温暖な北アメリカ南部のハーブ:オノマトペ
- 彼の政策を改訂し、彼に捧げられた記念碑を取り外し、彼の名誉で指定された場所を改名することによって、ヨシフ・ビサリオノビッチ・スターリンの影響を中和する社会的な過程を取り出して、彼の名誉で名をつけられる場所の名前を変える社会的プロセス
- 青粉という,アオノリの粉末
- チオノドクサという植物
- オノーニスという植物
- レノンさんの妻であるオノ・ヨーコさんがこれらの品を同館にほぼ10年間貸し出してきたが,その契約は9月で終了する予定だ。
- 同館はオノさんによって正式に認められた世界初のジョン・レノン博物館として2000年10月に開館した。
- オノさんは過去10年間にわたって同館を愛してくれた人々に感謝のメッセージをつづった。
- ロシアのエレーナ・ラジオノワ選手が2位に入った。
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