オチキス(ホチキス)の名前の名残り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 08:06 UTC 版)
「オチキス」の記事における「オチキス(ホチキス)の名前の名残り」の解説
自動車業界では「オチキス」の名前はホチキスドライブ(オチキスドライブ - ホチキス駆動方式 フロントエンジン・リアドライブ車において、オープン・プロペラシャフトで固定式後車軸を駆動し、牽引力のシャーシへの伝達は後車軸を直接支持するスプリングやリンクのみに頼る)という動力伝達方式の名前で残っている。 軍用では20世紀前半に多用されたホチキス砲(英語版)(ホッチキス QF 3ポンド砲など)やホチキス機関銃(英語版)(ホッチキス Mle1914重機関銃など)が有名である。 事務用品のホッチキス(ステープラー)はベンジャミン・ホチキスが発明者といわれることもあるが、これは俗説である。ホッチキスという通称は、最初に日本へと輸入されたステープラーがE.H.ホチキス社(E.H.Hotchkiss)の製品であったことに由来する。E.H.ホッチキス社の社名は創業者のうちジョージ(George Hotchkiss)とイーライ・ハベル(Eli Hubbell Hotchkiss)の親子から取られたもので、ベンジャミン・ホチキスはこれに関与していない。一方で、ベンジャミンがイーライ・ハベルの兄弟や親類であったと言われることもある。この俗説の検証を行ったジム・ブリーンは、ベンジャミンとステープラーに直接の繋がりは見いだせないものの、ステープラーの販売を行ったホッチキス親子とベンジャミン・ホッチキスは共にコネチカット州出身であり、不確かながら親族からの証言もあったとして、何らかの血縁関係があった可能性までは否定しきれないとしている。
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