ジム・ブリーンとは? わかりやすく解説

ジム・ブリーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/04 06:13 UTC 版)

ジム・ブリーン(Jim Breen、James William Breen、1947年 - )は、オーストラリアモナシュ大学の元教授(2003年に退職)、オーストラリア人。日本語辞書プロジェクトEDICT(EDICT2)、和英辞書JMdict英語版、漢字辞書KANJIDIC、さらにそれらを検索するためインターフェースポータルWWWJDIC英語版に深く関与した。

経歴

数学の学士号取得後、1968年に郵政省にプログラマー研修生として入省。その後、ネットワーク設計主任となる。MBAを取得中、これまで研究してきた郵政省での仕事は、彼の進む方向ではないと気づく。そこで、1983年に情報のコンサルティンググループに参加した。だが、仕事は非常にストレスフルで、家族との距離も離れていった。これがのちに、彼をアカデミックなキャリアに向かわせていく。1985年、Chisholm Institute of Technologyの教授になり、この学院のロボット工学部、デジタル工学部の学部長となった。 1990年に、この学院はモナシュ大学と合併する。よって彼は、大学のデジタルシステム学部の学部長ともなった。1997年には、その学部長のポストをDavid Abramsonに委ね、彼は学生への指導と研究に集中する。1998年、学部はさらに再編され、それら三つの学部はコンピュータサイエンス・アンド・ソフトウェアエンジニアリング学校となった。

教授

彼は主にコミュニケーションと数量的領域を教えていた。1年目の学生には情報とシステムのクラスを持ち、デジタルコミュニケーションは主にマスターの学生に教えた。

また、2000年12月から2001年6月まで、彼は日本東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所で客員教授を務める。

研究

彼の主な研究のテーマはデジタルコミュニケーション、また、情報学における言語学領域、とくにコンピュータ上の日本語辞書開発である。

参照

  • (英語) Some Boring Personal Details (2007), Monash University[1]

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