オグマサナエとは? わかりやすく解説

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小熊早苗蜻蜒

読み方:オグマサナエ(ogumasanae)

サナエトンボ科昆虫


小熊早苗蜻蜒

読み方:オグマサナエ(ogumasanae)

サナエトンボ科昆虫

学名 Gomphus ogumai


オグマサナエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/18 16:41 UTC 版)

オグマサナエ
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: トンボ目(蜻蛉目) Odonata
亜目 : 不均翅亜目(トンボ亜目Anisoptera
: サナエトンボ科 Gomphidae
: コサナエ属 Trigomphus
: オグマサナエ T. ogumai
学名
Trigomphus ogumai
Asahina, 1949
和名
オグマサナエ

オグマサナエ(学名:Trigomphus ogumai)は、トンボ目サナエトンボ科昆虫である。

分布

日本特産種であり、石川県愛知県以西に分布している。しかし生息地は限られ、四国では徳島県の古い記録のみで、長野県鹿児島県でも最近の記録は無い[1]

形態

小型のサナエトンボで、胸部側面の黒条は1本、黄色の前肩条がある個体が多いが、全く無い個体も見られる。同族別種とは、オスの尾部付属器、副性器、メス産卵弁の形状で区別できる[1]

生息環境

平地から丘陵地の、周囲に樹林が近く抽水植物の繫茂する開放的な池沼に生息し、4月下旬ころから出現し6月初めころまで見られる[2]

生態

幼虫(ヤゴ)は、腐植物が溜まった柔らかい泥や沈積部物の下に潜って生活している。卵の期間は2週間から3週間程度、幼虫の期間は2年程度(2年で1世代)、幼虫で越冬する[3]

成熟したオスは岸辺の植物や地面に静止して縄張りを占有するほか、時おり周辺を飛んでメスをさがす。メスが訪れると飛びかかって連結し、交尾態となって上空へと飛びさる。交尾態は高い木の上や、水辺からやや離れた草地で見かけることが多い[4]

メスは単独で水際の草地を訪れる。ホバリングしながら卵塊を作り、頭を支点に振り子のような打空動作をおこなって産卵する[4]

脚注

参考文献

  • 尾園暁・他『日本のトンボ (ネイチャーガイド)』文一総合出版、2012年。ISBN 978-4-8299-0119-9 
  • 尾園暁・他『トンボハンドブック』文一総合出版、2024年。 ISBN 978-4-8299-8179-5 
  • 梅田孝『写真でわかる!ヤゴの見分け方』世界文化社、2023年。 ISBN 978-4-418-23403-5 


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