オキシドスクアレンシクラーゼ
コレステロールは細胞に必須の分子である。細胞膜の形成や、ビタミンD・ステロイドホルモンの原料として重要な分子である。しかし、過剰なコレステロール摂取は動脈硬化や心疾患の原因となる。
オキシドスクアレンシクラーゼはコレステロール生合成を行う酵素群のひとつで、オキシドスクアレンを環化してラノステロールを合成する。この反応の基質・生成物ともに非水溶性で、小胞膜上で反応する。
基質・生成物
医薬品のターゲット酵素
コレステロール生合成にかかわる酵素群の阻害剤は、コレステロール濃度を低下させる医薬品となりうる。リピトールの名称で販売されているアトルバスタチンは、HMG-CoAレダクターゼ(1HWK)の活性部位に結合してコレステロール合成を阻害する。
References

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